長野県品質工学研究会
2025年2月1日(土)、4県品質工学合同研究会をオンライン(主催は北陸)にて開催した。
合同研究会とは、品質工学フォーラム埼玉(埼玉)、北陸品質工学研究会(富山、石川、福井)、山梨県品質工学研究会(山梨)、長野県品質工学研究会(長野)の合計4地区の地方研究会が、年1回各研究会持ち回りで開催しているイベントである。今回の合同研究会の内容については、北陸品質工学研究会から詳しい内容の報告があると思うが、「各県の近況報告」や「事例発表」など非常に充実した内容であった。なお、2026年は埼玉での開催を予定している。
2025年2月14日(金)、第15回品質工学実践交流大会をテクノプラザおかや(長野県岡谷市)で開催した(参加者:30名)。内容は以下の通りである。
1)あいさつ 長野県品質工学研究会 会長 辻希望
2)品質工学の実践事例(3件)
「パラメータ設計を用いた固定子ハウジング 焼結軸受の圧入条件最適化」(シナノケンシ(株) 辻希望)
「射出成形機における可塑化装置のパラメータ設計」(日精樹脂工業(株) 新井啓太)
「T法を用いた我が家の電気使用量の推定」((有)増田技術事務所 増田雪也)
3)特別講演会「MTシステムによるリアルタイム診断事例紹介とヤマハ発動機における品質工学の取組み」(ヤマハ発動機株式会社 熊谷賢一)
MT法による触媒劣化診断と失火診断の事例、ヤマハ発動機での品質工学の取組み状況についても紹介していただいた。
2025年3月14日(金)に2024年度の第11回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)およびオンライン(Webex)にて同時開催した。(参加者:12名)
以下の3つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「MT法による自動ノイズ検査の解析 part2」 (シナノケンシ(株) 辻希望)
1月の研究会からの続編として、進捗報告した。
FFT変換からの重心法や下草(ホワイトノイズ)を測定項目として解析するが、OKとNGをうまく判別できず。
今後は単位空間の見直しを行う方向で進めて見ることにする。
2.「ヤマハのMT法を活用した各種診断について」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
2025年2月14日(金)の品質工学実践交流大会にて特別講演会「MTシステムによるリアルタイム診断事例紹介とヤマハ発動機における品質工学の取組み」のテーマについて、特徴項目の設定や波形の解析方法などを議論した。とても良い事例なので、いろんな特徴項目を使った解析が行えると興味深いと感じた。
3.「L9直交表への条件割り付けについて」(日精樹脂工業(株) 新井啓太)
交互作用を気にして1列,2列への配置を1列,3列に入れ替えることが良いのか相談した。
結局はそれ以外の列に交互作用が出てしまうので気にしても意味は無い。
交互作用が出ないように制御因子、水準、誤差因子を工夫する事が大事。
また、交互作用があるかを調べる予備実験をしても、結局実験数が増えてしまうので直交表で試験するのが良い。
等のアドバイスをいただいた。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)


